魅力度最下位茨城のゆかいな仲間たち
お久しぶりです。ケーチくんと壮絶なサイコロ旅を繰り広げてから2年も経つんですね。全く時の流れは速いもので、僕はといえば茨城県で社会人をしております。そう、茨城県で。
京都で学生生活を送って茨城県に就職する人間は決して多くはないでしょう。むしろ、「茨城で就職するんだ」と言えば「へえー茨木なんやーじゃあ大阪に引っ越しやなー」という反応が一般的でございます。残念ながら関西人にとっての茨城県のイメージなんて、「なんか関東の方」程度なもんです。
茨城県というと何かと馬鹿にされがちです。やれ都道府県魅力度最下位常連だの、方言がだっぺだっぺ言っててダサいだの、基本的に何もないだの。否定はしない。でも、なんやかんや茨城はグッドプレイスで、住まないとわからない茨城の魅力があるはずなんですわ知らんけど。
なので今回は茨城の(数少ない)観光地を自分なりに紹介…と、思ったんですが、ネットの海にはそんな記事いくらでもあるよなあ。そんなんはfind travelやRETRIPあたりにでも書かせておけばよろしいわな。
なので大学で地理学専攻したマンらしく、市町村ごとに紹介してみます。茨城なんて少しも興味ないという皆さんにこそ斜め読みしていただきたいのです。しかし独断と偏見に満ちているので、生粋の茨城県県民に怒られること請け合い。
まずは人口10万以上のある程度の街から。
水戸市
県庁所在地。人口27.1万人。
徳川御三家のひとつ水戸藩のお膝元、歴史も深い由緒正しい街。しかし最近はいろいろとつくば市に持っていかれて勢いがない。偕楽園とかいう梅のきれいな庭がある。プレイスポットはエクセルもしくは内ジャス。日本三大ブス都市のひとつという不名誉な称号を持っているが、あながち間違いでもない。
つくば市
人口22.7万人。
筑波山麓の農村地帯が筑波学術研究都市の開発によって大化けした。筑波大学やら様々の研究開発機関やらあるので、住民の平均偏差値はきっと高い。人口規模では負けているが都会っぽさでは完全に水戸に勝っている。研究学園駅近くにロボット用の歩道があったり、近未来感を漂わせている。筑波山は首都圏民の手頃なハイキングコースと化している。
日立市
人口18.5万人。
県北きっての都市でご存知日製、もとい日立製作所の企業城下町。ただし製造業自体の不況で街には活気がない。でも日立駅はオサレ。街の規模に対して道路事情がクソすぎるので、もっとインスパイアザネクストしてほしい。朝夕の国道6号の渋滞は鬼畜。
ひたちなか市
人口15.6万人。
ひたちなか海浜公園のネモフィラが一躍有名に。GWは渋滞がえげつない。夏はロッキンとかいう超巨大盆踊りフェスティバルが開催されている。
土浦市
人口14.1万人。
霞ヶ浦の西岸、県南の中心都市。茨城一のピンクタウン、桜町があったりでっかいドンキがあったりするからかは知らんけど、なんか俗っぽさや柄の悪さがイメージとして先行している。郊外にはレンコン畑が広がり、その畦道をヤンキー仕様の品のない車がぶっ飛ばしている。
古河市
人口14.0万人。
茨城の西の果てにある。北を栃木、西を群馬、南を埼玉に囲まれ、生活圏はもうその辺と一緒。水戸や土浦になんて用事はないし、茨城の他の街からも、「あそこは別」という感じで見られがち。そんな一匹狼。
取手市
人口10.6万人。
常磐線で利根川を渡り、最初の茨城の駅。つまり玄関口。ベッドタウン化が進んでいる。ここは茨城だけどギリ南関東かもしれない。キリンビールの「取手づくり」が美味しかったです。
筑西市
人口10.4万人。
小一時間考えたけどこの街に対するイメージがあまり湧いてきませんでした。ていうかこの街そんな人口いんの?っていうアレ。なんかごめん。まあ何もない。
その他有象無象の街を県北から。
北茨城市
別名福島県南いわき市。東北に片足を突っ込んでいる。何もない。
高萩市
昔は炭鉱で栄えた。今は何もない。
常陸太田市
竜神大吊橋という100%観光目的の吊橋があり、バンジージャンプができる。標高も高いが料金も高い。
常陸大宮市
常陸太田市と名前もキャラも被りまくっている。何もない。
那珂市
水戸の北。何もない。
大子町
日本三大瀑布のひとつ、袋田の滝が有名。清流久慈川の鮎は必食。茨城には数少ないまともな観光地。個人的には大学時代、この街でリアル田舎に泊まろうを成功させたことのある思い出の地でもある。何もある。
城里町
よく分からない。
続いて県央。
笠間市
水戸の西。日本三大稲荷の笠間稲荷神社という少し有名な神社があるので、正月にでも行くとよろしい。
茨城町
水戸の南。県の名前にもなってるわりに何もない。
大洗町
水族館やらめんたいパークやら海水浴場やら、茨城では貴重な行楽地。最近はなんかのアニメに乗っかって町おこしをしたら割と大当たりしウハウハしている。
小美玉市
茨城空港があるが、その存在感は薄い。つまり何もない。
続いて県南。
石岡市
古くは常陸国府がおかれた歴史ある街だが、今は寂れに寂れている。6国の慢性的な渋滞が鬱陶しい。
かすみがうら市
霞ヶ浦がある。あとは何もない。
阿見町
土浦牛久と市街地が一体化しているので存在感が怪しい。アウトレットがある。
美浦村
JRAのトレーニングセンターがある。他は何もない。
牛久市
牛久大仏とかいう謎にでかい建造物がある。夜の圏央道を走っているとこいつが突然微笑んでいてマジ不気味。ちなみに茨城で二番目に高い人口建造物だそうです笑える。基本的にはベッドタウン。茨城弁南限の地。
稲敷市
よく分からない街。何もない。
龍ヶ崎市
牛久沼とかいう河童伝説のある沼がある。ベッドタウン。
利根町
地図を見る限り生活圏的には千葉県。何もない。
河内町
そんな町があったなんて今知りました。きっと何もない。
飽きてきた。続いて鹿行エリア。
鉾田市
農業県茨城の中でも農業生産額一位というすげえ街。でもたぶんそれは、名産物がメロンというすこぶる単価の高いものだから。海があるが、海が見えない。行けばわかるさ。
行方市
霞ヶ浦の東側。読めない。頭文字は「な」です。な…な…何もない。
潮来市
霞ヶ浦の出口。やっぱり読めない。頭文字は「い」です。菖蒲が少し有名。
鹿嶋市
市民のアイデンティティは専らアントラーズ、あと鹿島神宮。アントラーズの試合の日の、あのアントラーズステッカー貼ってる車率は異常。
神栖市
茨城の東の果て。古河市の人とかもはや伝説上の存在だと思っていそうな町。その実臨海工業都市。
初任地なので意外と書けた。県西へ。
守谷市
つくばエクスプレスの開業で大化けした町。東京北千住まで30分くらいで行けるようになり、瞬く間にベッドタウン化。すっかり郊外のお上品かつ無個性な町並みに。やったぜ。
つくばみらい市
名前がダサい。以上。
常総市
去年鬼怒川が溢れて水浸しになった町。古い建物が多く都内からほど近いことから、映画やドラマのロケ地になりまくっている。映画のクレジットとか見てると、高確率で常総フィルムコミッションの文字が出てくる。ぱねえ
坂東市
東京からの直線距離は近いのに、江戸川と利根川の二重バリアで狂おしいほどに田舎。何もない。
八千代町
何もない。
境町
何もない。
下妻市
この町を知りたければ映画「下妻物語」を見ればいい。愛すべき茨城ムービーです。
結城市
あかんもう書くの飽きたわ。はいはい何もない何もない。
桜川市
ウェーーーーーイ(何もない)
いかがでしたでしょうか?
茨城にはいっぱい魅力があるということ分かって頂けましたか??これで少しでも興味を持って、茨城に来てもらえたら嬉しいですね!
すみませんでした。