にしやんの旅と地図と酒の話

旅と地図と酒が好きです。あっ仕事も好きです。

アサヒスーパードライとかいう偉大なビールの話

みなさんごきげんよう

 

 

 4年ぶりにブログを書くことにしました。

書きたいことを書きたいように書きます。

忖度はしません。

ブログのタイトルも変えました。

さて、とあるビールについて語らせてもらいます。

その名も

 

アサヒィ!スーパードゥラアァァァイ!!

 

  もくじ

 

それは日本人にとっての=ビールである

クラフトビールがブームを超え一般に定着した昨今、

クラフトという言葉の対極にいるのがアサヒスーパードライではないでしょうか。

そんな中一部のクラフトビール過激派からは

 

「今さらスーパードライ?おっさんのビールでしょ笑」

「味が薄くて水みたい」

乾杯の時に仕方なく飲むビール

 

などという酷評をされ、一方でビールを飲まない層からは

 

「苦い」

「くさい」

「まずい」

 

などと、それを言っちゃあお終いよ的なビールに対する悪口の矢面に立たされ、

かわいそうな側面も。

 

でもでもでもですよ。

アサヒスーパードライって、飲んだことない人いるんですか?

 

 ・・・い ま せ ん よ ね ?? 

(いたら靴でもなんでも舐めてやるよ、なあ)

 

ビールが好きだろうと嫌いだろうと、

アルコールに強かろうと弱かろうと、

ひと舐めぐらいはしたことあるし、

ビールの味ってどんな味?って言われたら多くの人が

なんだかんだ真っ先にこいつを思い浮かべるのではないでしょうか。

 

 1987年の発売以降、バブルでアゲアゲの時も、

その後の長い不景気でサゲサゲの時も、

サラリーマンの乾杯の場に、

親戚の集まりの場に、

うちの父の風呂あがりに、

こいつはアサヒスーパードライという銘柄を超え、

「ビール」の代名詞として日本人に寄り添い続けてきたのです。

 

日本人にとってのビールオブビール、

それがアサヒスーパードライなのである!!(デデン!!)

 

 

ごちゃごちゃ言わんと飲んでみた

つうわけでね、偉大過ぎて今さら褒められもしないこのビールを

たっぷり持ち上げたところで言いますが、

 

私はキリン一番搾り派です。

 

ああっやめてくださいなぐらないでください

これはあくまでも好みの話でありまして、

だども飲めと言われりゃおいどんも一番搾りを選んでしまう、

そういう話であります。

 

原料を確認してみると

麦芽、ホップ、米、コーン、スターチ

とあります。

対する(勝手に対させます)一番搾り

麦芽、ホップ

以上です(シンプルぅ!!)。

米の国日本では伝統的にビール造りにもが使われてきましたが

この米のほか、コーン、そしてスターチが

コーンスターチではなくコーンとスターチなのややこいよね)

ビールをすっきりドライにさせる大きな要因のようです。

(なぜそうなるかは分かりません・・・)

だからスーパードライはキレがよくドライに仕上がり

一番搾り麦芽の風味や苦みが強く芳醇なんですねー。

 

 

とりあえずごちゃごちゃ言ってないで、

アサヒスーパードライ、この機会に改めて意識して飲んでみます。

 

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ナイスな泡



 

グラスに注ぐと明るい黄金色の液体が勢いよく泡立ち、

それを間髪入れずに勢いよく口に流し込むっ!!!

 

分かってはいるけどうまいですね!!! ぷはあーっ!!

ふぅ・・・

 

名前の通りドライな飲み口とキレの良さ、のど越しの爽快感。

謳っている通り辛口といえ、ぐびぐび飲めるたいへん美味しいビールです。

控えめに申し上げて最&高ですね。

 

 

美味しいスーパードライの飲み方

 とはいえ思うにこのビール、美味しいと感じるにはいくつかの条件が必要と個人的には感じます。

  1. キンキンに冷えていること
  2. 勢いよく飲むこと
  3. 日常のなんでもないシーンであること

一個ずつ解説しますね。

 

1.キンキンに冷えていること

「何を今さら、当たり前じゃん」と思うかもしれませんが、

冷えていることによる口当たりの気持ちよさ、

脳神経に直接爽快感が伝わる感覚は格別です。

同じビールでもエールビールの多くは常温のほうが風味、香りが豊かになりますが、

ラガービール、とりわけピルスナーというタイプに分類されるスーパードライ

冷やして炭酸の爽快感、のど越しのキレを楽しむのが一番です。

なんだかんだ日本でピルスナーが普及したのには

この国が高温多湿であることも無関係ではないでしょう。

 

2.勢いよく飲むこと

これも皆さん、大体無意識にやってますよね。

でもでも、こうすることでほのかな麦芽のよい香りが

勢いよく鼻腔・口腔を駆け巡り、

また冷えていることによる爽快感を増長させます。

缶からそのまま飲むよりも、

勢いよく飲めるグラスやジョッキのほうがおいしく感じるのも

これが理由ではないでしょうか。

 

とか言ってたらコンビニでこんなものを見かけました。

 

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プルタブを開けると・・・

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泡が出てくる!高まるぅ~




 

コロナ禍の今、自宅で外飲み気分を味わえるのはありがたいですね!

サンキューアサヒ

 

3.日常のなんでもないシーンであること

上二つは、ほかのピルスナーでも大体そうだと思うんですが、

この3つ目の理由だけはスーパードライだけのものだとそう確信しております。

ハレの場よりもケが似合う、気取らないビール

なんてことはない、ある残業が長引いた日に。

炎天下の農作業をした日に。

車の油にまみれた後に。

よく冷やしたスーパードライを勢い良く流し込んだら、

こんなに美味しい飲み物はないでしょう。

 

 

料理との相性

 食べ物との相性はどうでしょうか。

淡白でドライな味わい、また爽快感もあることから

天ぷらや揚げびたしのような味付けがくどくないタイプの揚げ物

もしくは白身魚の焼き物や煮物なんかと

合わせることで相乗効果が生まれます。

淡白であるがゆえに素材の味を引き立て、

かつ余計な油分をカットしてくれる、というイメージでしょうか。

 

あとシンプルにお店じゃない、家庭料理全般との相性はいい気がしますね。

いい意味で高級感や癖のある味わいがないために

「普通の」料理と調和するのかもしれません。

 

余談ですが、これが一番搾りになると同じ揚げ物でも

唐揚げやとんかつのような色が濃く

しっかり目の味付けのものと相性が良くなります。

ホップの苦みや麦汁の濃さが強いために、

淡白な味の食べ物だとビールに負けてしまうんですかね。

 

 

アサヒスーパードライはやはり偉大である

何度も言いますが、ここまで日本人の生活に根付いたビールはないと

つくづく思います。

いやまあ、最近はキリンさんの勢いがすごいけども、

それでも34年間売れ続ける

スーパードライは偉大だと改めて思います。

これを読んで飲みなくなったあなた。

この偉大なビールはどこにでも売ってます。最高かよ。

 

それではまた来週。