にしやんの旅と地図と酒の話

旅と地図と酒が好きです。あっ仕事も好きです。

卒論が終わってないけどサイコロの旅をした~その1~

 

こんにちは。ハセです。

今回僕は高校時代の友人であるケーチ君とともにサイコロの旅をしてきました。今回はその様子を、わざわざブログを作ってまで書いてみたいと思います。

 

 

 

~登場人物~

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ハセ(写真は高校時代)・・・このブログを書いてる奴。京都在住の大学4回生。せっかくの大学生活、旅ばかりしていたせいでいろいろなものを棒に振った残念な人間。

 

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ケーチ君(写真は高校時代)・・・高校からの友人。やっぱり京都在住。二浪した上に大学を休学してなんかいろいろやっているので、多分もう卒業しない。

 

この二人でサイコロの旅をしました。

 

「ちょっと待てよサイコロの旅ってなんだよ!わかんねーよ!」という方のために説明をピョピョッとしますね。

~「サイコロの旅」とは~

①行き先を事前に6つピックアップしておき、サイコロを振って決めます。

②サイコロを振って出た目の場所に行きます。着いたらすぐにまたサイコロを振ります。

③これを繰り返します。観光ですか?しません。ストイックですね。

④最終的に家に帰るのが目標です。

 

こんな感じです。まあこれには元ネタがありまして、北海道ローカル番組である水曜どうでしょうの企画として行われたものです。クッソ面白いので、皆さんも見てみてください。まあ要するにあれです、その企画をがっつりコピーしたのが今回のサイコロの旅ってことです。まったくオリジナリティもクソもないですね。

 

ともかく今回はこれをやってみたというわけです。

 

一応今回のルールについて説明しておきますね。しかし読み飛ばしても毛ほどの問題もありません。

 

①移動手段は基本的に鉄道です(JRの鈍行が乗り放題になる青春18きっぷを使います)

②ゴール地点は、京都駅です。

③スタート地点は、事前に6箇所を選定し、サイコロで決めます。

④その地点まで行き、そこから頑張って京都に帰ります。

⑤目的地の選定とサイコロを振る役は、僕とケーチ君が交互に行います。

⑥目的地の選定は、現在地から2-3時間で行ける場所とします。京都に近づくとは限りません。

⑦出発日は2014年12月10日夕方、ゴールの期限は12月15日です。

⑧ゴールできなかった場合、夜行バスや特急、新幹線などを使い京都に強制送還となります。

そんな感じ!

 

 

【第0の選択】京都編

と、いったところで12月10日午後3時、京都駅。

サイコロの旅の始まりですが、僕はこの時重大な問題を抱えていました。なぜか卒論が終わっていないということです。締め切りは12月19日。残り文字数は最低でも6000字。にもかかわらずこれから「サイコロ振って旅しま~すぷりぷり~」とかちょっと頭が悪すぎますね。いやでも聞いてくださいよ。この旅を計画したころは「旅の楽しみがあった方が卒論にも身が入ってさっさと終わらせられるだろう」と思ってたんですよ。でも卒論を書こうとするたびに自分の中の悪魔が囁くんですよ。「旅から帰ってもまだ4日もあるよ(ニッコリ)」と。その結果がこれだよ!!

既にあまりにも切羽詰っていて、僕の心境としてはすでに家に帰りたいです。それは無理でも、少しでも早く京都に戻りたいんですが、それはサイコロが決めること。天に運を任せるしかないのです。ああ神よサイコロよ。マジで頼むよ。

さてケーチ君が無事15分の遅刻をかまし、僕らのサイコロの旅は幸先のいいスタートを切りました。ふざけんな。この京都駅でサイコロを振り、「どこをスタート地点にするか」を決めます。これは事前にケーチ君と二人で話し合って決めました。肝心の選択肢はというと・・・

 

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こんなんなっとります。

北海道と仙台の目が二つづつありますね。冬だっつーのに寒い場所に連れてかれる可能性が高いです。一方西へ向かう目は宮崎ひとつだけ。なぜかと言えばケーチ君が「夏に九州行ったから今度は北がいい~」とだだをこねたからです。まったく仕方のない男です。

ともかくも、北海道まで行ったらいきなり帰るのが難しくなります。2345のどれかを出したいところ・・・サイコロ振り係はケーチ君です。いきましょう。

 

 

何が出るかな♪何が出るかな♪それはサイコロ任せよう♪

 

 

 

5「仙台」(写真撮り忘れた)

 

うん無難!

ということで僕らの旅は仙台から始まることに。仙台までは名古屋から出ているフェリーに乗って向かいます。鈍行でてくてくと名古屋まで行としま・・・

ハセ「てか鈍行で行ったら間に合わねえんだけど」

ケーチ「マジで?わりーわりー」

フェリー出航に間に合うためには京都駅を15:30に出る電車に乗らなければならなかったのです。集合時間は15時なので十分間に合うはずだったのですが、どこぞの遅刻魔のせいで電車はすでに出発した後。本人は悪びれもしないので毛をむしってやろうかと思いました。初っ端から新幹線を使い名古屋まで行く羽目になり、地味に出費が痛いです。

 

まあ新幹線を使ったおかげで名古屋で夕飯を食べる時間ができたので、高級イタリアンレストランのサイゼリヤでディナーを決め込んだ後、あおなみ線とかいうガラガラの電車に乗って名古屋港へ。最寄駅の野跡駅からターミナルまでは距離がありますが金をケチって歩くことに。以前名古屋に住んでいたケーチ君の「家から名古屋港まで歩いてみたらとても疲れたけど港の風に吹かれながら黄昏れるのはとても最高だった、でも疲れたから帰りはあおなみ線に乗った」というクッソどうでもいい話を聞きながら歩いていたらわりとすぐ着きました。

 

フェリーターミナルでさくっとチケット(当然二等室)を買い、船に乗り込みます。船員さんは愛想よく出迎えてくれたし、船内もきれいで豪華なんですが、肝心の乗客がまったくいません。ガラガラです。まあ名古屋ー仙台なんて需要もそこまでなさそうな路線だし、ド平日だし・・・と思いつつもそのうち廃止になるんじゃないかと不安になります。でもね、確かに20時間もかかりますが、優雅に船の旅を楽しみつつ最安7200円で名古屋or仙台へ行ける、そう考えたらなかなか魅力的じゃないですか?交通手段としてのフェリーってもっと評価されていいと思うんですけどね。

 

そんなフェリーに乗ったらまずすべきことですが、皆さんお分かりでしょうか。はい、そうですね。はしゃぐことです。

 

 

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はしゃぎます。

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風が強いのではしゃぎます。

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はしゃぎすぎて他の船を食べたりもします。

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 このように、船内を「フゥ↑フゥ↑」とくまなく探検し、はしゃぎましょう。これがフェリー道を究める第一歩です。ただし僕らのようにずっとデッキではしゃいでいると、潮風で肌はベタベタ、髪がゴワゴワになります。程々にしましょう。

 

が、しかしずっと海しか見えないのって結構つらいものですね。長い船旅のさなか、酒盛りをしたり風呂に入ったり読書をしたり音楽を聴いたり鼻くそをほじったりするものの、なかなか時間は過ぎないものです。仙台はなかなか近づいてきてくれません。卒論の締切は刻一刻と近づいているけどな!うひー!

 

なんやかんやで、仙台港へ到着。仙台駅へ向かうバスが入港15分前に出発という謎の無能っぷりを発揮していたので、タクシーで最寄りの中野栄駅へ向かうことにしました。

運転手「仙台へは観光で来たんですか?」

ハセ「はい!そうです!」

運転手「そうですかーじゃあ楽しんでいってくださいね」

ハセ「あざっす!」

まあ違うんですけどね。サイコロの旅をします!と言ったところで説明するのが面倒ですからね。運ちゃんは親切に仙台の観光案内をしてくれました。なんかごめん。

 

中野栄駅から仙石線でピュ~ッと仙台駅に到着。ここが本当のスタート地点です。

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仙台駅。俺らしか写っていないのでまったく周辺の様子が分からないですね。

さてさて、といったところで。

 

【第1の選択 仙台編】振り手:ケーチ

 

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  1. 福島・・・東北本線で順調に南下。いい目。
  2. 山形・・・まあ妥当。日本海側ルートに入る予感
  3. 横手・・・やばい。全然知らない街だし着くのは夜10時近い。
  4. 一ノ関・・・北へ。京都が遠のく。出すなよ。
  5. 盛岡・・・もっと北へ。いやわんこそばとかいらないから!
  6. 仙台一泊・・・正直一番出したい。仙台の夜を満喫したい。

こんな感じです。まだ17時ですからね、移動の目が多いです。でも仙台の夜をフゥ↑フゥ↑したいのもまた事実です。ケーチ君頼みまっせ!

 

 

 

といったところで長くなるからその2へ続く!

 

卒論が終わってないけどサイコロの旅をした~その2~ - ハセが大いに文章を書くブログ