卒論が終わってないけどサイコロの旅をした~その2~
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卒論が終わってないけどサイコロの旅をした~その1~ - ハセが大いに文章を書くブログ
ここまでのあらすじ
サイコロを振って旅をするよ!仙台からスタートするよ!はやく京都に帰って卒論を書かないと来年も大学生でマジばいやーだよ!さーて第1の選択!どこへいくのかな????
【第1の選択 仙台編】 振り手:ケーチ君
是が非でも京都に近づきたい!もしくは仙台のホットな夜を満喫したい!ケーチ君頼むで!!
何が出るかな♪何が出るかな♪それはサイコロ任せよう♪
「6」仙台で一泊
!!!!!!!えっマジ!?
ということでこの日は仙台一泊が決定。まさか出るとは思っておらず、ちょっとビビりました。ケーチよくやった。
早速マックで作戦会議もとい宿探し。二人とも金がないので一泊3000円以下で探します。仙台ぐらいの町であればいい感じのゲストハウスか何かないかなーと探してみると案の定、数件ありました。早速電話をかけてみます。
???「はい、●×▲です」
ハセ「もしもし、ちょっとお伺いしたいんですけど今日って空室あったりしますか??」
???「はあ?」
ハセ「大人二名なんですけどー」
???「あのすいません、うち片倉ですけど」
ハセ「うぇっ?あっ間違えました・・・」
日本のどこかの片倉さんに「うぇっ??」という謎の返事をした僕を横目に見ながら、ケーチ君が華麗にゲストハウスの空室を確認し、予約してくれました。ほんまデキる男やでえ。
そんなわけでこの日は東北一の繁華街、国分町にほど近い(しかし駅からは遠い)ゲストハウス「欅」http://keyaki2014.com/index.htmlに宿泊しました。古民家を改装したぜ系のいい雰囲気のゲストハウスです。周囲をラブホテルに囲まれ、道路にはデリヘルの送迎カーがたくさん路駐しているという、大変治安の良い場所にあります。
さくっとチェックインし、国分町へ繰り出します。なにしろ牛タンを食べなくてはいけません。二人ともサイコロのボードに「牛タン食うぞ」と書いたがために牛タンを食べなくてはならないという謎の強迫観念に縛られていたのでしょう。何件か吟味したのち、「一福」という店に入り塩と味噌の牛タン定食を頂きました。写真がないのでアレですが、あのねえ、めちゃくちゃ美味い。店内に誰でも知ってるような有名人のサインだらけなのも納得。値段も比較的リーズナブルだし、非の打ちどころがないです。唯一欠点を上げるとすれば、ウェブサイトの店主のあいさつに「ウエッブサイト」と書かれていることくらいです。
宿に戻り、バーカウンターで酒をちびちびやっていると、宿のスタッフの人たちと自然と会話が生まれるものです。「YOUは何しに仙台に?」的なことを聞かれたので「サイコロ振って旅してるんですよー」と言ったら、「え!何それどういうことめっちゃ気になるー!」すっごい食いつかれました。
というわけで次のサイコロボードは何故か宿のスタッフさんとケーチ君の共同制作に。オススメスポットを色々と耳打ちするスタッフさん。僕はサイコロタイムまでボードを見ることができないので隣で戦々恐々としながら焼酎を呷ります。横からは「温泉」「焼きそば」「函館」など様々なワードが聞こえてきます。最後のに関しては空耳だと思いたいです。
無事明日一発目のサイコロボードが完成したようで、その後も個性的なスタッフさんがなぜか続々登場し、いろいろな話をしました。いやあ楽しかったですね。そんなわけでゲストハウス欅、いい宿だと思います。たまに隣のラブホからエロい声も聞こえるらしいです。素晴らしいですね。
夜はドミトリーが「省エネなんて糞くらえだヒャッハー!」とばかりに異様に暖房が効いていたせいで、12月なのにパンツ一丁で寝ました。
翌朝。12月12日はまさかの5時起き。ケーチ君が始発に乗ると言ってきかないのです。ほんとやめてほしいです。寝静まるゲストハウスをそろそろと出発し、仙台駅までトコトコと歩きます。
【第2の選択 仙台編】 振り手:ハセ
- 郡山・・・東北本線で南下。これがいいな。
- 新庄・・・山形県の北の方。どツボにはまりそう。
- 盛岡・・・だからわんこそばはいらねえから!
- 米沢・・・山形県の南の方。なにがあんの?
- 鳴子温泉・・・ケーチ「温泉入りたい」
- 函館・・・おい。おいふざけんなよ。万が一出たら宿のスタッフさんを恨むしかない
とりあえず2.3.6は出したら駄目ですね。特に6。そもそもルール完全無視じゃねえか!俺は卒論を書かねばならぬの!南いくぞ!
何が出るかな♪何が出るかな♪それはサイコロ任せよう♪
(再現です)
「4」米沢
なんか微妙なの出たー!二人とも「ほう・・・」みたいな反応してもーたわ。米沢までは仙山線と奥羽本線を乗り継ぎ2時間半。さくっと行きましょう。始発列車に乗り込みコンビニ飯をぱくつきます。この時飲んだキッコーマンの豆乳飲料「ショコラ」がゲロまずでした。あのシリーズラインナップ無駄に増やしすぎだよな。
仙台の市街地を抜けると、列車は一気に山の中へ。それと同時に雪もゴッソリと増えます。さすが東北と言ったところで、山形へ抜けると完璧雪景色でした。寒そうです。山形で電車を乗り換えたところで車内が通学中の高校生だらけという田舎の電車独特の光景に。ケーチ君がJKをガン見する一方、僕は時刻表とにらめっこし、次のサイコロボードの目を考えるとします。僕としては当然京都に帰りたいですから、南に行く目を多くしたいところです。しかしここで大きな問題が生じます。米沢から南に行く電車少なすぎ問題です。
米沢から京都方面へ向かうには米坂線で新潟方面へ抜けるか、奥羽本線で福島へ抜けるかの二通りしかないんですが、ここでその二路線の電車の本数を見てみますと・・・
米坂線・・・1日5本
一方北へ向かう電車を見てみると
なんというか、東北地方は僕らを逃がす気はないようですね。これはサイコロの目も苦渋の選択を強いられてしまいます。でもきっとケーチ君が昨日みたいにいい目を出してくれるでしょう。
そんなこんなで8時30分頃、米沢に到着。
写真はケーチ君が撮っているので僕は基本見切れてます。
どんな街かと思っていましたが駅前はわりと何もないです。寒いのでとっととサイコロを振りましょう。
【第3の選択 米沢編】 振り手:ケーチ
- 郡山・・・順調へ南へ、ただし米沢で4時間待ちます。
- 横手・・・昨日のゲストハウスのスタッフが「横手焼きそば美味いよ」というので。だが京都からは遠ざかる。
- 新潟・・・順調に西へ、ただし米沢で2時間待ちます。
- 平泉・・・せっかくだし東北観光したいじゃん?みたいな。遠ざかるけど。
- 酒田・・・やっぱり北上。それはおれは困るぞ。
- 青森・・・12時間かけて北へ。まあちょっとしたおふざけというやつです。出たら死にます。
といったところでサイコロを振りましょう。
何が出るかな♪何が出るかな♪それはサイコロ任せよう♪それっ!
・・・えっ?
その3へ続く!!
卒論が終わってないけどサイコロの旅をした~その3~ - ハセが大いに文章を書くブログ